『鳴潮』ってどんなゲーム?原神とも比較される新世代オープンワールドRPGの魅力を徹底解説

鳴潮



2024年にリリースされたオープンワールドRPG『鳴潮(Wuthering Waves)』は、リリース直後から「原神に次ぐ大型タイトル」として注目を集めてきました。広大なフィールドを探索し、個性豊かなキャラクターを操作できる点は共通しつつも、鳴潮はよりスピーディでアクション性の高い戦闘システムやポストアポカリプス的な世界観が特徴です。

特に2025年1月にはPS5版がリリースされ、グラフィックや操作性がさらに向上。アップデートによる改善も進んでおり、今から始めても十分楽しめる環境が整っています。本記事では、『鳴潮』の世界観、ストーリー、戦闘、探索、育成システム、そして最新の改善点までを詳しく解説します。

基本情報

『鳴潮』は、中国のゲームスタジオKuro Gamesによって開発されたオープンワールドアクションRPGです。スマホアクションRPG『パニシング:グレイレイヴン』で知られ、そのスタイリッシュかつスピーディな戦闘表現は多くのファンを獲得しました。本作『鳴潮』では、そのノウハウを継承しつつも、より広大な世界と探索要素を取り入れ、新しい体験を提供しています。

リリースは2024年5月23日。PC(Windows)とモバイル(iOS/Android)でサービスを開始し、2025年1月2日にPS5版が登場しました。家庭用機に最適化されたことで、アクションの操作性やグラフィック表現がさらに向上し、新たに始める人にとっても最適な環境が整っています。

世界観とストーリー

物語の舞台は、太陽系第三惑星「ソラリス(Sol-3)」。かつて「悲鳴」と呼ばれる大災害によって旧時代の秩序は崩壊し、自然法則さえも変容してしまいました。今の世界には、かつて存在しなかった異形の生物や異常気象、常識では説明できない現象があふれています。

プレイヤーは記憶を失った漂泊者としてこの世界に目覚め、過去を探しながら仲間と共に新たな旅に出ます。各地で出会う人々は、それぞれ文明の灯を守るために必死に生きており、彼らとの交流や小さな物語が積み重なることで、ポストアポカリプスの世界にリアリティが生まれています。

壮大な主線ストーリーに加え、サブクエストや地域イベントも豊富に用意されており、世界観の理解が進むごとにプレイヤー自身の記憶の謎も深まっていく構成になっています。

戦闘システムの魅力

『鳴潮』の戦闘は、とにかくアクション性の高さが魅力です。最大の特徴はクイックスワップで、戦闘中にキャラクターをシームレスに切り替えることができます。切り替え直後のスキルやコンボが連動するため、操作次第で華麗な連撃や大技に繋げることが可能です。

また、敵の攻撃をタイミングよく回避すると「パリィ」や「反撃」が発動し、一気に戦況を有利に運べます。単なるボタン連打ではなく、瞬時の判断と精密な操作が必要となる点が、従来のオープンワールドRPGと大きく異なる部分です。

スピード感と戦略性が両立しているため、アクションゲームが得意な人には爽快感を、じっくり研究する人には奥深さを提供する設計になっています。

広大なオープンワールド探索

戦闘と並んで大きな魅力となるのが、広大なオープンワールドです。フィールドは緑豊かな草原から雪山、廃墟となった都市までバリエーションに富んでおり、どこを歩いても独自の発見が待っています。

特に注目すべきは自由度の高い移動です。2025年の大型アップデートでは新たに滑空機能「ソアー」が追加され、高所から飛び立ち景色を眺めながら移動できるようになりました。探索が単なる移動ではなく、冒険そのものに変わる瞬間です。

さらに各地に点在するサブクエストや探索イベントは、物語やキャラクターの背景を深める役割を果たしており、寄り道がゲーム体験を豊かにします。宝箱や隠された音骸の入手も探索の動機付けとなり、「もう少し先へ行ってみよう」と自然に感じさせるデザインが光っています。

育成と音骸システム

育成面では、キャラクターのレベルアップに加え、「音骸」と呼ばれる特殊な装備の収集と強化要素重要です。音骸は敵撃破やデイリー報酬等から入手でき、装備することでキャラクターの能力値や戦闘スタイルを大きく変化させます。

例えば、攻撃的な音骸を組み合わせれば瞬間火力に特化でき、回復や耐久系を選べばサポート寄りの立ち回りも可能です。音骸は単なる強化素材ではなく、プレイスタイルを自由にカスタマイズする要素として機能している点が特徴です。

また、探索を進めることでより高性能な音骸を見つけることができるため、戦闘と探索が自然にリンクし、「育成=冒険の成果」という分かりやすい循環が生まれています。

アップデートで進化した遊びやすさ

リリース当初の『鳴潮』は、その奥深さゆえに専門用語やUIの複雑さが新規プレイヤーを遠ざける一因となっていました。しかし、Ver2.0以降のアップデートで大幅な改善が行われています。

  • UI・メニューの簡略化と視認性の改善
  • チュートリアルの拡充で序盤の理解度アップ
  • 用語やシステムの説明を分かりやすく修正
  • 滑空や移動機能の追加で探索効率が向上
  • PS5版で操作性やフレームレートが安定

こうした改善により、今から始める人は「難しそうだからやめておこう」と思う必要がなくなり、ストレスなくゲームの魅力に没頭できるようになっています。

注意点

ただし、Kuro Games特有の用語やキャラクターごとの専門的な表現は今も健在です。これは世界観の奥行きを生む一方で、初めて触れる人にとってはやや分かりづらい部分でもあります。理解に時間がかかることを前提に、攻略サイトや公式のヘルプを参照するのがおすすめです。

そしてどんなに難解な独自用語や設定があってもリナシータ編までは進めて欲しい。そこから始まる新たな冒険こそがプレイヤーの意見やフィードバックを受けあらゆる面で改善された今の鳴潮なのだから。

まとめ

『鳴潮』は、高速アクションの戦闘自由度の高い探索奥深い育成システムが融合した新世代のオープンワールドRPGです。リリースからの改善を経て、今こそ最も遊びやすい環境が整っています。

「アクションの爽快感が好き」「オープンワールドでの冒険が好き」「自分だけの育成を楽しみたい」――そんなプレイヤーには間違いなくおすすめできる作品です。もし今から新しいゲームを始めたいと思っているなら、このタイミングで『鳴潮』の世界に飛び込むのがベストでしょう。


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