Vitaカタログ No.04|Vitaの名作アクションRPG『イース セルセタの樹海』

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Vitaカタログ No.04|イース セルセタの樹海

■ 基本情報

私はイースシリーズのファンではこれまで様々なタイトルをプレイしてきましたが、この『セルセタの樹海』はシリーズの中で特に思い入れのある一本のひとつです。PS4版もやり込みましたが、携帯機で気軽に遊べるVita版にはVita版なりの良さがあります。据え置き機を立ち上げるほどでもない時間にさっと起動して遊べる手軽さが魅力です。

■ 物語と世界観

物語は、記憶を失ったアドル・クリスティンがセルセタ地方の樹海を探索していくところから始まります。探索を進めるたびに失われた記憶が少しずつ蘇り、その過程で出会う人々や土地に触れながら、セルセタという土地そのものの謎にも迫っていく構成です。イースらしい王道ながらも力強い冒険譚で、世界観にぐっと引き込まれます。私は特に、少しずつマップを塗りつぶしていく作業に妙な没入感を覚え、気づけば長時間プレイしていたことをよく覚えています。

■ ゲームシステムと特徴

戦闘はシリーズでもおなじみの3人パーティ制。キャラクターごとに異なる攻撃属性が設定されており、敵の弱点に合わせて切り替えていくテンポの良さが魅力です。操作はシンプルで直感的ですが、属性やスキルの組み合わせによって戦略の幅が広がります。また、マップ探索も充実しており、細かなエリアを少しずつ塗りつぶしていくのはコレクション欲をくすぐられます。Vita版はタッチ操作にも対応しており、細かなインターフェース操作などが快適なのも嬉しいポイントです。

■ PS4版との違い

PS4版はグラフィックやフレームレートが向上している一方で、ゲーム内容に大きな違いはありません。私はどちらも遊びましたが、Vita版は画面こそコンパクトでも、操作感やロードの短さなど全体的にテンポがよく、手軽に遊べることが最大の利点だと感じています。据え置き機を立ち上げるほど気負わず、「ちょっとだけ続きやろう」と思ったときに、Vita版は非常に相性が良いタイトルだと思います。

■ シリーズとしての位置づけ

『セルセタの樹海』は『イースIV』に該当する立ち位置の作品ですが、従来作から物語は完全に刷新されています。私はナンバリングシリーズをほぼすべてプレイしていますが、この作品もリメイクとしてではなく、独立した1本のアクションRPGとして純粋に楽しめました。探索・アクション・物語、そのバランスが非常に良く、シリーズが次のフェーズへ向かう礎となったタイトルだと今でも思っています。

■ いま遊ぶ意味

2025年の今、あらためてこの作品を手に取っても、色褪せない完成度があります。携帯機でじっくり腰を据えてマップを探索し、未知のエリアを塗りつぶしていく楽しさは、据え置き機よりもVita向きかもしれません。イースらしいテンポ感、戦闘の爽快感、そしてファルコムらしい力強い音楽が詰まったこの作品は、今遊んでもしっかりと満足できる内容だと私は感じています。

■ まとめ

『イース セルセタの樹海』は、PS4版・Vita版どちらも良作ですが、携帯機で気軽に楽しみたい方にはVita版が特におすすめです。シリーズ経験者はもちろん、これからイースに触れてみようという方にも安心して勧められる内容で、今なお遊ぶ価値のある一本です。私自身、シリーズを通して遊んできた中でも、この作品には独特の魅力があると感じています。もし未プレイなら、ぜひ手に取ってみてください。

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