レトロゲームって何?──PS2も“懐かしい”と言われる時代に
「レトロゲーム」と聞くと、真っ先にファミコンやスーパーファミコン、セガサターンあたりを思い浮かべる人が多いと思います。 でも最近では、PlayStation 2(PS2)ですら「レトロゲーム」と呼ばれるようになってきているんです。
正直、最初にそれを聞いたときは「えっ、もうそんなに昔なの?」と軽くショックでした。 PS2ってついこの前まで遊んでいた気がするし、自分にとっては“ちょっと前の機種”くらいの感覚だったんですよね。
でも、発売されたのは2000年
そもそも「レトロゲーム」ってどういうもの?
はっきりした定義があるわけではありませんが、一般的には発売から20年以上経ったゲーム機やソフトがレトロゲームと呼ばれることが多いです。 加えて、今のゲームと明らかに違う操作性や表現、雰囲気を持っていることもひとつの基準になっています。
例えば、今のゲームはHD画質でオートセーブが当たり前ですが、昔のゲームはセーブがメモリーカードやパスワードだったり、3Dポリゴンも粗かったりします。 不便だけど、そこが味になっているというか、独特の温かみがあるんですよね。
据え置き機のレトロゲームたち
レトロゲームとして代表的なのは、やはり家庭用据え置きゲーム機たちです。 ファミコン(1983年)、スーパーファミコン(1990年)、セガサターン(1994年)、初代PlayStation(1994年)、Nintendo 64(1996年)── この辺りは、すでに“レトロ”という言葉にしっくりくる存在になっていると思います。
そして今では、PlayStation 2(2000年発売)もその仲間に入りつつあります。 DVDが再生できる最先端のゲーム機だったはずのPS2が、今やレトロゲーム扱いというのは、なんとも感慨深い話です。
PS2の「懐かしさ」が感じられる瞬間
改めてPS2を起動してみると、いろんな“懐かしさ”が詰まっています。 まず、あの起動音。あの低音の「ボォーン…」という効果音だけで、一気に当時の空気に戻されます。
メモリーカードのアイコン画面や、ディスクが読み込まれなかったときの不安。 セーブデータを上書きするときのあの緊張感。 どれも、今のゲームではなかなか味わえない体験です。
色あせないPS2の名作たち
PS2はソフトのラインナップも本当に豊富でした。名作も数え切れません。 例えば、こんなタイトルたちがあります:
- ファイナルファンタジーX、XII
- ドラゴンクエストVIII
- ワンダと巨像 / ICO
- メタルギアソリッド2 / 3
- バイオハザード4
- キングダムハーツ シリーズ
- 塊魂、SIREN、ラチェット&クランク…
今プレイしても十分面白いどころか、「今のゲームにはない良さがある」と感じる作品ばかりです。 私は最近また『ワンダと巨像』を遊んだのですが、あの静けさと世界の広がりはやっぱり唯一無二だなと再確認しました。
今からレトロゲームを遊ぶには?
「もう実機を持っていない」「接続が面倒そう」と思う方もいるかもしれませんが、今はレトロゲームを手軽に遊ぶ方法もいろいろあります。
- ミニファミコン、ミニPSなどの復刻ハード
- PS2対応のHDMI変換アダプター
- SwitchやPSのサブスクで配信されているクラシックゲーム
- ネット通販や中古ゲームショップで実機・ソフトを購入
私も中古のPS2とコンポジット→HDMI変換アダプターを使って、普通のテレビで問題なく遊んでいます。 コントローラーのケーブルが妙に短いところも含めて、逆に味わい深いんですよね。
まとめ:レトロゲーム=懐かしくて、新しい
レトロゲームという言葉には、ただ「古い」だけでなく、時代の空気や遊び方をそのまま閉じ込めたタイムカプセルのような魅力があります。
PS2も今では立派なレトロゲーム機です。 でもそれは、懐かしい思い出としてしまい込むんじゃなくて、今改めて遊んでもしっかり楽しめる作品がそろっているという証でもあります。
昔遊んだタイトルをもう一度やってみるもよし、当時触れてこなかった名作を初めて体験するのもよし。 レトロゲームは、記憶と発見の両方を楽しめる素敵な趣味です。
©Sony Interactive Entertainment Inc.
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